防犯のためチェーン鍵のかけ方を覚えさせた子供、外出して戻ったら子供にかけられたチェーン鍵のために入れなくなった友人
マンションに小学校低学年の男の子の子供と二人で暮らしているシングルマザーの友人。
普段は彼女の両親である子供の祖父母が子供と一緒に過ごして見てもらっているのですがやはり祖父母も外出する用事があることがあり、自宅で子供を見てもらえない時もあります。
だから、家に子供が一人でいるときには知らない人が訪ねてきても絶対に出ないと言い聞かせていたのですが、中には見回りのホンモノのおまわりさんだったりするのでインターフォンのカメラでおまわりさんの制服を着ていたら例えニセモノであっても子供は信じてしまって玄関のドアを開けてしまう可能性があります。
でももし訪問してきたおまわりさんが偽物だったら危険。子供の安全第一に考えた彼女。
おまわりさんの服装がインターフォンのカメラで見えたらその場合はドア内側チェーン鍵をかけてドアを開けても全開をしないで、隙間から相手を見てお母さんに言われたからと言いなさい。もし本当におまわりさんだったらこのドアチェーンの鍵外して全部開けてって言わないから。
もしチエーン鍵を外して全部開けてって言われたら今からお母さんに電話で連絡するからって言いなさい。
と防犯を徹底して教えていたんです。
だから彼女が出かける時には鍵をかけたあとは子供が内側のチェーン鍵をかけてお母さんの帰りを一人で待っていたんです。
チェーン鍵をかけていることもあり、うっかり子供が訪問販売などで開けてしまってもドアから入る心配はなくなったとは言っていたのですが、最近彼女は子供が眠っている間に長時間かかる美容院に行ってしまったんですね。
そして帰宅後インターフォンを鳴らしても子供は出ません。
どうもぐっすり子供は眠っているようで、鍵を開けてもチェーン鍵を内側からかけているので玄関内に入ることはできません。
困ったと思いながら鍵を開けてチエーン鍵がかかった隙間から子供の名前を大声で呼んでみたんです。
さらにインターフォンも何度も鳴らして、そうするとやっとチェーン鍵を引き延ばしたドアの隙間から見えたとぼとぼと目をこすりながら寝ぼけまなこのように玄関に向かって来ようとする息子の姿、しかしなぜかインタフォンのモニターのカメラに映る彼女の姿を見上げ見て一瞬ダレ?という顔の息子。
美容院に行ってきたので普段の彼女の髪型が随分変わっていたのでまだ小さな子供なので普段の様子と異なる姿に母親とは瞬間的に気がつかなかったみたいです。
それに寝起きなこともありしばらくチェーン越しの隙間から親子で見つめ合う沈黙の時間が進み、やっと子供は目が覚めてきたらしくチェーン鍵の隙間ごしに誰?と聞く始末。
彼女はママよ、もうっ開けて言うとガチャガチャとチエーン鍵を外して玄関を開けてくれた子供。
チエーン鍵も防犯も役に立てているとは思うけどイザという時には鍵が合っても入れない状態になるなんて、鍵の扱いをこれからどうしようと迷う彼女。
でもまあチェーン鍵はやはりこのまましっかりかけさせてできるだけ子供を家に一人にさせないで両親に自宅に一緒にいてもらうようにしようと思う。
とチエーン鍵で子供を守る防犯は継続するということです。
私はまたチエーン鍵を子供にかけさせたことで鍵はあるのに家に入れないなんてことが彼女に起こらないことを心から願っています。