娘のクリスマスプレゼントに贈った鍵付きアクセサリー箱、気に入った娘が中に入れた大切な物が原因で娘号泣の大惨事になってしまった話。
幼稚園の年長さん年齢の友人の娘、友人が言うには娘は来年には小学生になるので、ちょっとお姉さんになる。なんていつも言ってるの。この間まで赤ちゃんなんて嘘みたい。なんて微笑ましい言葉で娘の成長を楽しみにしていることを会話にさしはさむことが多い子煩悩な友人夫妻。
だからクリスマスプレゼントも娘のためにいろいろとあれやこれや夫婦で真剣に考えるほど子供を大切にしているんです。
そして今年のクリスマスプレゼントは来年小学校に上がるんだから幼児用のいかにもおもちゃというんじゃなくて、ちょっとだけお姉さんになるっていってるぐらいだし、最近、アクセサリーをビーズで作ったりして女の子らしくお洒落にも目覚め始めたからアクセサリー用の宝石箱もいいんじゃない。
それと子供用のオモチャのアクセサリーも入れてと妻の方から提案。
やはり、娘なので女性の感性に従った方が良いと夫も賛成して、オモチャのアクセサリーとアクセサリーを入れる箱にクリスマスプレゼントは決定。
サンタさんからのサプライズプレゼントなので娘には内緒にしておかなければならないので奥さんの母親に娘を預け、夫妻二人だけで娘のクリスマスプレゼントを買いに。
そして可愛いキャラクターの雑貨を中心売っている雑貨店に夫妻で赴き、まずはオモチャの娘の好きなキャラクターがついたネックレスとブレスレットのアクセサリーを購入、それから収納箱を並べて陳列しているコーナーにいくと、花やキラキラした石のイメージのイラストが装飾されたアクセサリー箱があり、しかもその箱には南京錠のような小さな可愛い鍵がついていて子供用とは思えないほどの本格的な鍵付きのアクセサリー箱を見つけた奥さん。
思わず素敵、私が欲しいぐらいと思った奥さん、旦那も奥さんの思わずアクセサリー箱を見て出た言葉を聞いて夫婦でこのアクセサリー箱を娘に贈ろうと、きっと奥さんが気にったのなら娘も喜ぶはずと。夫妻でクリスマスプレゼントは仲睦まじく選んだんです。
でクリスマスイブ当日の夜。
眠っている娘の枕のそばにプレゼントを置いて。
次の日のクリスマスに目覚めた娘、早速包み紙を開いて大喜び。
まずはキャラクターの付いたアクセサリーのネックレスとブレスレットをつけて大はしゃぎ。
それからアクセサリー箱を見て宝石箱だあと喜んだあと、この箱に鍵がついてる!と不思議そうにこう聞いてきたんです。
なんで鍵がついているの?すると奥さんが娘に対して「鍵がついてるのは大切なものをいれておくためだよ。○○ちゃん(娘の名前)が大事だなって思ってたものを入れてなくさないようにするためだよ」と教えてあげました。それを聞いた娘は、「分かったあ」ともらったアクセサリーを鍵の開け方と閉め方を教えてもらって早速アクセサリー箱にしまっていたんです。
ところが、それから2日ほどの出来事です。
早朝に彼女の夫が出勤をしようと身支度をしていると仕事に必要な大切なものがありません。
それはスマフォでした。
スーツのポケットや仕事鞄の中にもありません。
とりあえず自宅の固定電話からスマフォに電話をすると呼び出し音がどこからか聞こえてきて。
音をたどると、娘が大切にしている鍵付きアクセサリー箱の中。しかも鍵をかけられていて。
さらに最悪なことに、箱の持ち主である娘はその日にたまたま近くに住む義母の家に奥さんと泊まっていて不在。
しかも鍵の有りかが分かりません、焦った旦那はそのアクセサリー箱自体を素材が紙だったので無理やりハサミや手で潰してボロボロにして壊してしまってスマフォを取り出し出勤してしまいました。
その後、自宅に帰ってきた奥さんと娘。
ボロボロになったアクセサリー箱を見て号泣する娘。その日、仕事を終えて帰宅した旦那さんは、謝りましたが、どうしてスマフォを鍵付きアクセサリー箱に入れていたのかと娘に聞くと「パパの大切な物だから鍵付きアクセサリー箱にしまった」と泣きながら言う始末。
さらに鍵はビーズで自らつくったネックレスにつけてずっと持ち歩くほどのお気に入りのアクセサリー箱と鍵。
たまたま義母の家に娘が泊まっていたため、鍵は娘が持っているため開かず、スマフォは仕事で必要なため、急いでたからスマフォを取り出すためにアクセサリー箱を力ずくでも無残にボロボロにするしかなかったと娘に弁解する旦那さん。そんなことしなくても私の実家に取りにくればいいのに。と妻は怒り、
娘はサンタさんからもらった大切なアクセサリー箱なのにと号泣止まらず。娘は号泣、妻は怒る。もう家庭崩壊寸前の大惨事。
仕方がなく、夫は再び同じアクセサリー箱をネットで探して注文をしたということらしいです。
最近やっと鍵付きアクセサリー箱が届いて娘の機嫌も直ったということを聞きました。